ダンスセラピーというのは運動療法ではないですが、なかなか理解されません。ということで、お試しの「何ちゃってダンスセラピー」はいかがでしょうか。
誰も見ていないときに茶の間などで、ふと何かしら踊ってみる…。誰も見ていないので好きなように動いてみたり、姿勢を変えたり、布をヒラヒラさせてみたり、少し格好つけてみたり等、自由です。すると不思議なことに、なんだか新鮮だったり、嬉しかったり、楽しかったりすることがあります。
えっ?、やってみたけれどあまり楽しくないし、新鮮でもないですか?そういうときは、少しパターンを変えてみます。たとえばフラメンコのように手指をいろいろと動かしてみたり、空手のように突いてみたり、違う動きやってみます。誰も見ていなくて自由なので勝手な踊りも、もちろんOKです。すると、どういうわけか、気に入った形や、何だか手応えのある動きに出会うことがあります。そうすると少し嬉しくなったりしますが、あまり嬉しくない場合は、ここで打ち止め!ですが、もしも嬉しかったりするときは、心理療法の一つ「ダンスセラピー」の入口に近づいています。
「人生は苦」だとお釈迦様がおっしゃいました。確かにいろいろとつらいこともあるし苦しいこともあるので「ああ人生は苦しい」と思ってしまいます。しかし、不思議なことに24時間ぶっ続けで苦しいというのは実はそんなになくて、本当はちょっと楽しいことや嬉しいことが間にはさまっているものです。自分の好きな曲がふと流れてきたり、何だか良い香りがしたり、綺麗なデザインのバックに見とれたり、食器を洗って綺麗になるのが楽しかったり…。そんな風に少し嬉しい時、苦しいことも少しの間は遠ざかっています。そして、それって有り難いことですねっ!
ということで「心理的閾値上昇による体験世界変容」を導入するダンスセラピーの巻、でした。