人間科学科
Department of Human Sciences
【人間科学科】北海道博物館「楽器」展の解説を聴く会を開催しました
江別キャンパス近くの北海道博物館で、世界中の楽器をいっぱい並べた、とてもおもしろい展示会をやっていました。第24回企画テーマ展「楽器 見る?知る?考える」。この3月までこども発達学科におられた枡谷先生も全面協力し、その個人コレクションからも多数の出品。
授業開始前の4月6日が最終日だったので、授業の一環での見学にはできなかったのですが、希望する学生を対象にして、4月5日に展示を観て解説を聴く会を企画しました。地域文化専攻と学芸員課程の履修者を中心に声をかけたところ、2~4年生3名のほか、新入生が4名も参加。
解説をしてくれたのは、中心になって展示内容をつくった同館の甲地利恵さん。各コーナーについてのメリハリある説明はとてもわかりやすく、また、ときどきいろんな楽器を取り出しては、聴き手に手渡して鳴らさせてくれるのが楽しい。展示のなかにも実際に楽器を鳴らすことができるコーナーがあちこちにあり、展示室内にはいろんな音が鳴り響いて、歓声も絶えません。
割れた箇所を修理した痕跡があるバイオリンが手作りの布袋に保存されていることに初期の西洋楽器の受け入れられ方が見える、楽器がバラバラの向きに置いてあるように見えるのは一点一点どこを見せたいかを考えて位置を決めているから、など展示の作り手ならではの話に耳を傾けます。シカをおびき寄せて狩猟するために使われた世界各地のシカ笛や、北海道庁の備品だった熊よけラッパ、木魚など、普通は「楽器」と呼ばないようなものが並ぶのも刺激的です。
30分の解説会の前後に、自由に展示を見て回りました。甲地さんのほか、連日会場に詰めておられる枡谷先生も、解説に加わってくださり、それぞれの楽器についてのより突っ込んだ話が聞けました。
授業が始まる前に、学生どうしや教員も交えて交流ができて、参加した学生たちは、新しい年度をいい雰囲気のなかで迎えることができそうです。1年生のうち3人は、大学の近くで一人暮らしを始めたばかりだとか。さっそく友人や顔見知りができたのは何よりだったと思います。また、新しい地に暮らし始めたときは、その地の博物館にまず行って地域の特徴や歴史を知るというのは、ぜひ習慣にしてほしいとことで、その意味でもいい機会になったかな、と思います。
参加希望者を募っての展示会見学や解説を聴く会、またやってほしい、との声も多数。博物館の職員さんにまた協力をお願いしてみようかな。
- 発行日: 2025.04.08
- 球探篮球比分_天下第一足球网-体育下载直播 人文学部 人間科学科
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